2010年8月30日月曜日

第五部外伝 Resumeって良いな( ´艸`)編

自分なりのなぜResumeが大切か、柄にもなく真面目にをまとみてみた。

※注意※
以下の内容はあくまで個人的意見なので、まぁそういう意見もあるわな程度の
広い心でお読みください。

第五部外伝 Resumeって良いな( ´艸`)編

まずはジェネラリストとスペシャリストというのをざっくりわかりづらく説明します。

 -ジェネラリスト-
「ぼく算数だけじゃなくて国語も理科も社会も、勉強は得意です。( ̄ー ̄)ニヤリッ」的な、普段の授業をそつなくこなせる万能タイプ。

-スペシャリスト-
 「わしゃ勉強は好かんが体育だけは5じゃ!!(#`皿´)ゴルァ!!」的な、運動会の時だけ頼れる番長タイプ

わかりやすい説明は、困った時の北田さんブログでw

つまりはモデリングからコンポまで一連の流れをこなせるジェネラリスト、ひとつのポジションに高い技術を持ったスペシャリストですね。

こっから真面目↓

まず、よく言われる海外の大手プロダクションはジェネラリストが好まれず特化したスキルを持っているスペシャリストが仕事が得やすい。というのは事実です。

プロダクションの募集ページを見てもほとんどがスペシャリスト募集だと思います。

なのでResumeで気をつけないといけないのは、自分がジェネラリストかスペシャリストかをしっかり相手に伝わるように書くことが大事です。
あいまいに自分のスキルや職歴、使えるソフトを羅列するだけのResumeだとスペシャリストとして応募しても、どういったスキルがあるかが読めないのでジェネラリストととられる可能性があります。
それだともちろんResumeの段階で通らない場合も。

その時、書き方の一例として教えられたのが・・・。
たとえば実務経験を通してソフトのオペレーションをしっかり理解していること示す。出来るだけ見易さを追求し、パッと見た瞬間に記載されている経験やスキルが目に飛び込んでくるような見た目にするとなお効果的。さらに、スペースに余裕があり、DemoReelに該当部分があれば、そこを特定できる記載をしておくのも良い。
例: (Please refer: [Demo#1] 1:30 - 1:45)
要は少しでもDemoReelに興味を持たせる釣りってやつ?
あとJune 2006 - September 2006. という形にして、具体的にどれだけの月数がかかったのかわかるようにする。なぜなら雇用者としては、そのプロジェクトのリリースの年よりも、プロジェクトに要した期間の方が参考になる数字となってくるから。
とにかく、DemoReelを見てもらえないことにはどうにもならないので、「この人はスキルはあるんだろうな」と思わせることだけを最優先にする。

という感じでした。

正直ぼくのResumeはそこまでやったかといったらやってませんw ショボ━(´・ω・`)━ン

まぁできる限りやっといて損はないかと・・・。

ただ学生さんの場合の多くはResumeでスペシャリストと明記したとしても現場経験がないので突出したスキルがない限り即戦力のスペシャリストとしてはいささかパンチ力に欠けるというのはあります。
現に今年のシーグラフのジョブフェアーでは学生というだけでプロダクションに全く相手にされなかったということもあったそうです。

『ではなぜスペシャリストが優遇されるのか?』

その理由としては大型のプロジェクトをやるプロダクションの雇用事情があります。

例えば雇う側として、なにか難しい映画のエフェクトの仕事がいくつかあるとすると、雇うアーティストの優先順位はやっぱりその仕事をこなすのに必要な人材を雇います。
となるとその難しいエフェクトに特化したスキルを持っている人を数有るResumeの中から選択する事になります。
最近の海外のプロダクションのトレンドとしては、正社員をごく少数におさえ、仕事が入れば契約社員をやとい、プロジェクトが終わればまた正社員のみのスタッフにするというのが常なので、結局ジェネラリストを雇う機会というのがほぼなくなります。

なので今の海外の傾向としてはスペシャリスト、つまり忙しい時に頼れる番長タイプを探しているところが多いというわけです。

ただ、日本のプロダクション出身のスキルが広いのはもちろん逆にプラスで、元日本のプロダクションの優秀な日本人は海外にたくさん居るため、ジェネラリストでもResumeから一つ一つのスキルが浅くなく何でもできる優秀な人ととられれば、プロダクションもそういった人は探しているはずです。

そして僕の知る限りの流れとしては。(実際の某海外大手映像プロダクションの場合)

1- Resume&DemoReelを人事の人が見る
   (人事部の人はプロダクションから、例えば今走っているこの映画はどういったスキルのResume&DemoReelを探せと言われています。)

2-1を通れば今度はそのプロジェクトに携わっているアーティストにResume&Demoがまわってきます。

3-2を通ればおそらく人事部から面接要求のメールが帰って来ます。

4-そして面接、それを通ればオファー

といった流れです。

これを見ても分かる通り
頑張ってDemoReelつくっても、それを見る段階はResumeがしっかりしていることが第一条件だとおもっても良いと思います。

Resumeって以外に大切なんです。

2010年8月28日土曜日

第五部 Resumeってどこから来たの?σ(-c_,-´。)ウゥーン編

第五部 Resumeってどこから来たの?σ(-c_,-´。)ウゥーン編

ちなみにおいらのResume(履歴書)は友達に雛形を教えてもらって中身はResumeもCoverLetter(志望動機)も自分で書いたものではなくお金を払って英語の書類等を書いてくれるプロの方と打ち合わせをしながら作りました。

なぜなら・・・

・第一に、書類用のきちんとした英語を知らない

・第二に、自分のスキルや実績をアピールする書き方がわからない

・第三に、こういうところがしっかりしているほうがパッと見よくない??

という理由です。(最後のがふわっとてるけど何か?)

ちなみにお値段は友達の紹介だったから8千円ぐらいかな??

現においらのResumeが届いた時・・・

せっちゃん(31):「It looks very good, very professional!」

おいら(28):(*´∀`*)ゞえへへ


アニマル北田さんも就職活動の際、僕のResumeとCoverLetterを雛形として使ってもらって(だって会社も職種も仕事内容も一緒だしw)、北田さんからも良い印象だったのでこういうことはやっておいて損はないとおもう。
なぜResumeが重要なのかは『第五部外伝 Resumeって良いな( ´艸`)編』を書きます。

そしてせっちゃんがResumeを受け取った時点から事態は急展開を迎えるのであった~~。


第六部 マジでぇ━━━Σ(´□`ノ)ノ━━━!?編 につづく。 m9( #`Д´)ドギャーン

2010年8月26日木曜日

同僚紹介

BlizzardのCinematicsでEnviromentModelerとして一緒に働いている同僚を紹介。

David Lesperance

彼は22歳という若さでありながら豊富なCGの知識とテクニックを兼ね備えている、いわばできる子です。気さくでいい奴だし。
何よりもとても仕事が早く、Zbrushに関してはかなりテクニカルです。

彼のホームページEnviromentArtistを見ても分かるとおり作品のバリエーションが豊富です。
メカニック、建築、自然物など一通りありますね。
こういうポートフォリオって良いです、雇う側も仕事をふりやすいです。

彼は就職する際に日本の某プロダクションとBlizzardからお声がかかって
どっちにするか迷った挙句、先に声をかけてくれたBlizzardに決めたらしいです。

・・・なぜ迷ったし。

彼の凄い所はどこかのCGの学校に通ってとかではなく17歳のときに独学で学んだそうですよ。
(おいらの英語の解釈が間違ってなければ)

2010年8月24日火曜日

第四部 何それ?Visaっておいしいの?(U´Д`)ワンワン編

っというわけでおいらの知っている範囲でアメリカのVisaの情報です。
それちがうよっていうのがあればご指摘ください。

第四部 何それ?Visaっておいしいの?(U´Д`)ワンワン編

その時せっちゃんが必要だった情報というのは

   1-卒業した学校の名前と住所と学位
   2-何の会社でどんな仕事をしたか、そのプロジェクトにどんな肩書きでどんな貢献をしたか
   3-その他のインタビュー記事や仕事が記載された雑誌、オンライン、本、もらった賞
      学校でのチュートリアルの経験などあれば何でも!!

その情報を元に移民弁護士がVisaをどういうアプローチで申請するか検討するみたいよ。

というのはおいらがとれるVisaは2種類あって

・H-1B 認可期間は3年、さらに3年の延長が可能だけど限度6年 
(大体の人がこっちだと思う)

年明けの4月から申請できるもので、取れるかどうかは運しだい。
(年間発行される数が決まっているため発行数を上回った場合抽選となる)
承認されても働けるのは同年10月からという決まりがある。

そんでブリザードさんがおいらのために取りたいのはこっち↓

・O-1 認可期間は最大で3年、その間にビザをH-1Bに切り替え可能
(すぐに働きたい場合はこっちしかなく、ただ難関で失敗しないためにもVisa関係の移民弁護士が実績や資料を考慮して判断を仰ぐことになる。)

-AAAクラスの有名なプロジェクトで働いたことのある人(Film,movies,shorts,etc)
-ハイレベルな役割で働いたことがある人
-賞を取ったり、カンファレンスで発表したことがある人

メリットとしては年間発行数の上限がないため運に左右されることはない。

あとは認可期間が切れてもグリーンカード(永住権)の申請中は滞在できる?とかだったかな・・・。
ここらへんはうる覚えだから間違ってるかも (´人` ;)ごめんなパィ

こういったVisa申請は大体は会社がやとった移民弁護士がやってくれて、どんな書類を用意するかとか配偶者のvisaの取り方は?とか教えてくれます。
会社によっては自分で取ってね。って場合もあるかもね・・・。おいらには無理!!

※仮にO1でいくとした場合の注意点。※
まずは学位だけど、おいらの場合は4年生大学卒業だったから問題なし。
学部もメディア学部っつって一応CGにちょっぴり関係あったしね。
FFシリーズとスクウェアは世界的に知られてるし、アドベントチルドレンはベネチア国際映画祭とかに招待されてるから知名度はOK!!
肩書きついてはちょっと盛ってもディレクターにそんな内容の推薦文を書いてもらえば、それが証拠となるので大丈夫。
あとは雑誌やインタビュー記事は、自分の仕事がファミ通とかCGWorldの表紙とか記事になったのをスキャンしとけ!!
あと移民弁護士曰く・・・
「あとIGDAに加入しておけ!!入ってないよりはマシ!!50ドル取られるけどね( *´艸`)ムププ」
っていうから念のために加入しといた。

O-1は順調に手続きがすめば最短で3ヶ月くらい、書類の不足などがあると追加で書類を用意したりしなければいけないためそれ以上かかる場合も。
ある程度実績があればPremium Processっていうのがあって、これにすると数週間で結果がでる。
ただ千ドルぐらい余計にかかるのと審査が厳しいというデメリットもある。

ただO-1もPremium Processも厳しいといっても弁護士がOKといえばそれなにVisaを取る自信があるということ。
(なぜなら取れなかった場合には自分の職歴に傷がつくため弁護士も自信がなければGOサインを出さないから。・・・っておもう)
書類を集めて申請してしまったら後は国の仕事なので待つのみ。

そこまで行ったら弁護士も投げっぱなしジャーマン状態です。((ノ`Д´)ノドゥリャァァア!!

「ミーたちは一生懸命やったし、今別の仕事が忙しいから後は吉報を待つざんす。グッドラック!(*´_ゝ`)b」的な?


第五部 Resumeってどこから来たの?σ(-c_,-´。)ウゥーン編 につづく。 m9( #`Д´)ドギャーン

2010年8月22日日曜日

第三部 世紀末救世主伝説!!編

前回は長々と渡米経緯を書いてしまったので、
今回は簡潔に。

第三部 世紀末救世主伝説!!編

そして第一部から時は過ぎ2008年・・・。
仕事も落ち着いてきたので再び海外に向けてアプローチし始めたころ。
当時の情報ではアメリカの大手プロダクションは募集をかけてはいるが実際は取っていない状況が続いている感じだったかな。

でも大手以外でもプロダクションはたくさんありましたが、そこに行けたとしても給料面で日本にいる時と大して変わらない額になってします。税金も高いって聞くしね。

僕の考えで日本を出るからには待遇面で今よりも満足いかなければというのがありました。
アメリカ以外ではオーストラリア、カナダ、イギリスなどピックアップしてたかな?
会社の引き出しにはデモリール、レジュメやポートフォリオがギッシリw

今回は何を言われようと辞める気満々。
レンダリングしている時間を使って・・・レジュメやデモリールのブレイクショットをクリアファイルに入れたり、それをデモリールと一緒に海外用の封筒に入れあて先に住所を書く作業をしたり。
そんな始末www俺の覚悟を見ろ的な?w ヽ(#`Д´)ノゴルァ

そんな時一通の運命を変える英文メールが・・・。

せっちゃん(31):「ブリザードからせっちゃんです。今ブリザードではEnviroment&Props Artistを雇う必要があるので、もしまだブリザードに興味があるならデモリールおくってプリーズ。」

おいら(28):「グッドタイミングだぜ!ちょうど今郵便局に行くところ。(´∀`)」

せっちゃん(31):「ちなみにぼくはEnviromentのLeadになりますた。」

おいら(28):「ってことはそっちに行ったら俺の上司??ぐっじょび!!d(´∀`●)」

一ヵ月後・・・

せっちゃん(31):「返信遅れましたが良いニュースでつ!みんなデモリールを気に入ってくれますた!いっしょにはたらけまつぞ!!」

おいら(28):マヂゥレスィ━━━ヽ(*゜∀゜)ノ━━━!!

せっちゃん(31):「次にSuzukiはインタビュー(面接)しなくちゃいけなくて、でもその前にVisaを取れるか確認するために職歴と履歴書が今すぐほすいのだ。」щ( ・ω・щ )カモーン

第四部 何それ?Visaっておいしいの?(U´Д`)ワンワン編 に続く。m9( #`Д´)ドギャーン

2010年8月20日金曜日

第二部 なぜ覚醒したの?編

前回の続きで、もはやビザの話はどこへ・・・。
今回とさらに次回はおいらの渡米経緯になってしまったので、別にいらない回かな・・・。

第二部 なぜ覚醒したの?編

もともとCGを勉強し始めたころから海外で働くのが目標としていて、スクウェアに入ったのも
海外で有名だし、技術も高く、海外へのステップとして働くのが目的でした。
(学生時の話もそのうちしようかな、書くネタが無くなったらw)

時はさかのぼること200X年、僕らはVW初のDVD作品を作っておりました。
そのとき何を思ったか当時のブリザードからVWに働きに来た外国人がおりましたとさ。
ここでは本人もお気に入りの呼び方でせっちゃんと言っておきましょう。

ある日の朝

おいら(24):「ジーザス、、、金髪のイケメン外人がおるやんけ、、、。」

せっちゃん(27):「ないすとぅーみーちゅー、どもはじーめまして今日から働きます。」

おいら(24):( ̄□ ̄;)

せっちゃん(27):(゜Д゜)?

なぜかせっちゃんは日本語が喋れました。本人が言うにはきっかけは空手道場の先生に教えてもらったんだとか、、、。まじ?ワックスかける、ワックスとる的な??

せっちゃんとおいらは仲良く同じEnviromentチームで働いていました。
今思えば彼はとても真面目で責任感も強い、青い目の侍でした。ニコラスペタスでした。
でもDVD作品が終了した後、せっちゃんはブリザードに帰ることに。
本人はもっと日本にいたかったといっていましたが、大きな理由に労働環境の違いがあったとおもいます。(おいらもこっちにきてその違いを肌で感じてます。それについてはまた別の機会に。)

その1,2年後、ある日突然せっちゃんから連絡が・・・(せっちゃん部分はリアルにしてみましたw)

せっちゃん(29):「SuzukiはCalforniaにくるBlizzardではたるくきょうみがあるだと思いました。とくにきょうみがあったらなるべる早くおしって下さい。」

おいら(26):「あるあるねーよ、・・・いや全然あるよ!!!」(なぜ俺??と疑問に思いつつ)

せっちゃん(29):「後は英語心配しないです。BlizzardはSuzukiやとたらさいしょうはあなたたち英語のりょうくきにしないです。そしてBlizzardはも夜英語クラスに行けばねらんをはらう。じゃあ、早くへんしんしてください。日本語メルも大丈夫よ。 後で、かこいいすぎるはく人さまセッチャンです」

この時ブリザードに誘われたのはおいらともう一人先輩のライティングの人の二人で、忙しいスケジュールの中、こっそり休みを利用してデモリールを持ってアメリカに行きました。
今思えば二人同時に同じ日に有給を取るなんて異常行動wこっそりと怪しすぎるw

せっちゃんと久しぶりの再会、社内見学でびっくり、会社専用のシアターがありまして、ビリヤード台もあった様な無かった様な?とにかく何もかもが新鮮でした。
そしてブリザードでの仕事の話に・・・、せっちゃんに説明されたのが僕のポジションであるモデラーは当時、背景もそうだけどキャラも作らなければならないと・・・。

Σ( ̄ロ ̄; ガーン!そこは分業じゃないのね・・・。

おいらのデモリールにはもちろんEnviromentとpropの映像しか入ってない・・・。
というかキャラ作ったことねー死・・・。これは詰んだか?

ところが時間があるときにオークのようなキャラを作ってメールで送るという流れに。ぎりぎりセーーーッフ!!!
しかし日本に戻るとそんな時間も環境も用意されているわけでもなく、キャラをやらなければならないということにも抵抗が・・・。
安西先生・・・もうダメぽ。

そんで結局せっちゃんに今回は色々してもらったのにごめん、と。・・・まじでごめんね。
ちなみに一緒にいった先輩は無事にビザを取得し渡米いたしました!! (T-T)/~<いてら~

その時のアメリカへのチャンスを自ら棒に振ったのをきっかけに英会話に通ったり、海外の情報集めたり、さらには英語でのresumeやcoverletterを作成、demoreelを常に最新のものに更新したりしてました。
それが第一部への出来事へ、というわけです。

第三部 世紀末救世主伝説!!編 に続く。m9( #`Д´)ドギャーン

2010年8月17日火曜日

リンク紹介

おいらのブログでリンクを貼らせていただいたのでご紹介します。

北田栄二の海外武者修行!!

皆さんもうすでにご存知の方もおられるかと思いますが・・・。

このブログの筆者でもある北田栄二さんはスクウェア時代の同僚でして、同じEviromentのチームで働いており、同じフットサルチーム、同じモンハンチームでもありました。

おこがましいですがスクウェアに入った時期も海外で働き始めた時期も同じで、リアルタイムに苦難をシンクロしている気がします。

言うまでも無いですがブログの内容もかなり濃く、
CGで海外を目指す人にはためになる情報が満載ですので要チェケラだぜ m9っ`Д´)

追記

人間的にも温厚でとても良い人なので、モンハンのときに大剣で切り上げても笑ってくれるし(*゚∀゚)アヒャヒャ、
お酒が飲めなくてもコーラという黒ビールで酔ってくれます( ゚∀。)

2010年8月16日月曜日

第一部 初動捜査 あくまでも数年前の情報だよ編

来月日本から元同僚の方がCinematicsのエフェクトチームに入社する予定。

僕がスクウェアに入社して一年ぐらいでやめてしまわれたので
会うのは4、5年ぶり?Welcome to USA!!

そこで僕も苦労したアメリカのビザ申請から取得までの流れをブログのネタを稼ぐために
長々と数回に分けて書いてみたいと思いますw
(ちなみに僕が知っているこの情報は当時のものです。)

第一部 初動捜査 あくまでも数年前の情報だよ編

話をさかのぼること数年前・・・
当時アメリカで働くことに本気で覚醒した僕は手当たり次第にResumeやDemoreelを送っていた。
その時はModelerで募集しているところは全く無く、ほとんどのプロダクションはTDやFXの募集のみでした。
それでもいいからダメもとでアメリカの有名なプロダクションにモデラーで雇ってくれと送りました。
そうすると2週間ぐらいで数通の手紙が届きました。

キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!
無知な僕はマジでヤタとおもたです。はい。

でも内容を見てみると「今そのポジションは空いてないから空き次第連絡します。」
親切な会社はこういった内容の手紙を送ってくれます。
こういう場合はたいてい無理です・・・。

その時期に知り合いづてでSonyPicturesで働いていた日本人の方を話す機会があり、その当時のプロダクションの雇用やビザについてこんなことを話してくれました。

その当時はロスのプロダクションは忙しくデモリールを見る機会すらないかも。
同じデモリールでもいいから何度もしつこく送って「デモリール届いた?」みたいな内容のを送るのも良いかもしれない。
けど、よほど会社が暇なときか、人を大量に雇っている時期で人事の人数を増やしている場合とかで無い限り2週間以内に返事があることはほとんど無く、1年前に応募した所から連絡が来るというのが普通だよ。と。

ビザについてはこんなことも・・・
日本人がアメリカで働くときに一番重要なのはビザで、僕が永住権保持者でなくビザが必要な場合は自分がどのビザを取得できる可能性があるのかを調べておいたほうが良い。
それは会社からオファーもらってもビザが取れ無く雇用の話が無くなったというのは本当に良くあることで、特に小さなプロダクションだと雇ってもいいけどビザは自分で取ってね~、とかもあるためだと言う。
それとビザの種類によっては今会社から連絡があっても働き始めるのは半年以上先。
だから会社はその半年の間に自分以上のモデラーは現れないと判断したときにビザが必要な人を雇うみたい。
しかもビザの取得には会社は一人当たり80万近く払うので日本人はものすごく条件が不利なんです。
だから他の応募者よりもかなり突出した目立つデモリールを作らなければならないんですよ。

アメリカの大手はどうしても日本から直ではいるのは、こういったビザの関係もあり厳しい。
その方も最初はカナダで2年働いてからアメリカに来たそうです。

その方:「アメリカじゃないとだめですか?イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、カナダとか日本人は入りやすいですよ。」

おいら: Σ(゚Д゚;)

おいら:「・・・ま、まじっすか?その発想は無かったです・・・。(´・ω・`)」

衝撃でした・・・、そういえば当時CGといったらアメリカだろうとミーハーな考えだけでアメリカの会社を選んでました。
( ´,_ゝ`) <Love America


そっから他の国も視野に入れた会社探しが始まったのでした。
(でもサーフィン好きのおいらはカリフォルニアの海が近くてあったかい所を重点的にピックアップ・・・、でもオーストラリアも良いな~なんて思ってた。成長しろ!俺!!)

第二部 なぜ覚醒したの?編 に続く。m9( #`Д´)ドギャーン

2010年8月12日木曜日

渡米して10ヶ月の英語力

あっという間に渡米してから不真面目に10ヶ月がたちました。
早いですな~。
日本にいた頃より月日が流れるのが早い。
もう仕事や生活にもなれてきたかな?

来た頃と今と変わってないものがありんす。
それは英語力・・・。
まったく進歩して無い気がする・・・。

同僚は俺の英語はうまくなったとか言っているが
それは上手くなったのではなく単純に語彙が増えただけで蓋を開ければ片言もいい所。

一対一なら話せるがグループの会話についていけない。
電話で話すなんてはもってのほか、かなり勇気のいるハードルの高い行為ですね。ムリぽ。

毎日分からない単語はメモ帳に書き留めているので単語力は増えたと思う。
問題は文法。

文法は中学英語で十分というけれど、確かにそのとおり!
僕も一応3流大学を出ているので中学英語の文法は理解しているつもり。
ただ頭の中では分かっているがとっさに言葉では出てこないというだけ。
理解しているのと日常で使うのとでは全然違うじゃない?!。

現在完了とかこっちにきて使ったかな?
~に行った事がありますか?って言うときに使ったぐらい・・・かな。

べらんめぇ!文法なんていらねえよ、単語をつなげればOKだ!という考えもありますが
外に出かけて買い物に行ったりレストランに行ったりの日常生活では確かに文法なんていらないかもしれません。
ただ会社で円滑にコミュニケーションを行うためには必要じゃないでしょうか?
たとえば数人で話をしている場合、楽しそうに話している中に
片言でしゃべって話の流れを止めたくない、もっとその話を膨らませたい!
と思いませんか?

それって面白い?とか言うのは簡単です。
それでは話が膨らまない。
だから話に膨らみを持たすために文法をちゃんと使えるようになってみせます。

ついでに最近覚えたアメリカンジョークを・・・
気の知れた同僚が僕のモニターをみて

同僚: What are you making? (なにつくってんの?)

おいら: Your mum. (おまえの母ちゃんだよ)

同僚: Yeah, I knew it! (だとおもったw)

お後がよろしいようで。

2010年8月10日火曜日

部署内の技術共有って重要

うちのCinematicsのEnviromentチームは簡潔にいうとモデリングからテクスチャーを貼るところまでを仕事としています。

Enviromentチームには両手で数えられるぐらいの人数が在籍していて、複数のプロジェクトが進行している場合は1つのプロジェクトに付きっ切りという形ではなく複数のプロジェクトを抱えるのが常です。

なので大きく言うと仕事の遅れが全体のスケジュール管理に影響するため一人一人のスキルアップが必要になってくるわけです。

そこで今週からチーム内で週一で技術共有の時間が設けられてます。(いつまで続くか分からないけど)
その名も"Enviroment Modeling Knowledge Exchange"
毎週誰かが自分の持っているテクニックや新しいソフトのオペレーション等の知識や技術を共有してクウォリティー&効率を上げていこうというのが目的だ、とおもう・・・(
内容は問わず、Maya、photoshop、Zbrush、何でも。

こういうのってすごく為になるし
集団で一つのものを効率的に作るには知識やテクニックの共有はとても重要じゃないですか?

日本にいるときはこういうのなかったな~。
言われたら教える、それまでは何も言わない的な雰囲気が多かったする。

日本では遅れた仕事は残業してでも自分で取り戻すというスタンスがほとんどだと思います。
集団生活が得意という日本人なのにその実状は個人プレー。
むしろ自己的なアメリカ人のほうが効率的な集団プレーに優れていると感じます。

アメリカ人は日本人は仕事に対してストイックとか真面目だとか言うけど
ぼくにとったらアメリカ人のほうが仕事に対して真面目に考えている思います。
日本人の真面目の意味はひたむきに自分の仕事をするという点だけで
全体を見ているアメリカ人のそれとはかなり違うんじゃないでしょうか?
うちの会社は違うよという人もいるかもしれないけど、
その会社は人を育てられる良い会社だ、とおもいます。

週一に一時間だけそういった時間を設けるだけで長期的にプラスになるのに。
なぜ日本でそれができなかったのか悔やまれるな~。

2010年8月5日木曜日

ブログ開始

こっそり、ひっそりとネットの片隅で小声でブログをはじめてみた。

渡米して環境が激変しついていくのがやっとの生活。
このブログと共に自分も成長できたら良いですな。

面倒くさくない頻度で続けてみようとおもてます。

んでは、よろしくおねがいします。